もし、AIがもっと自然にパソコンと連携できたら、私たちの仕事はぐっと楽になると思いませんか?そんな未来に向けた新しいステップが、2025年5月のMicrosoft Buildイベントで発表されました。
今回注目されたのは、「MCP(Model Context Protocol)」をWindowsがネイティブにサポートするというニュースです。これは、AIがWindows上でアプリやシステムの機能をスムーズに使えるようにするための新しい仕組みです。
AIがあなたの代わりにアプリを開いたり、保存されたファイルを見つけたり、設定を変えたりすることが、より簡単に実現できるようになります。開発者が自分のアプリに「こんな操作ができますよ」と教えておけば、AIはその機能を自動的に呼び出して作業を進めることができます。
まるでコーヒーメーカーのスイッチを入れるように、パソコンを開くだけでAIが今日の準備を整えてくれる——
そんな自然な日常が、少しずつ現実になろうとしています。
参考サイト
Advancing Windows for AI development: New platform capabilities and tools introduced at Build 2025

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執筆者: 綾部 一雄(株式会社クロスディーズ 代表取締役)
ネットワーク維持管理、システム開発、ベンダー調整のスペシャリスト。前職では、600名以上の介護事業所で、介護事業用ソフトの導入や契約の電子化、テレワークシステムの導入等に幅広くに携わる。2021年より、株式会社佐々木総研にて業務効率化のためのロボットや最新技術を活用した開発を行っている。