■はじめに
Microsoft Dataverseを利用してデータ管理を行う際にデータを蓄積するためのテーブルを作成する必要があります。通常は、列名やデータタイプを1つずつ手作業で設定するため、作成に時間がかかったり、設定漏れが発生することもあります。
しかし、Copilotを使えば、テーブルに必要な項目をテキスト化しておくだけで、自動的に列を生成しテーブルを作成できます。事前に列の仕様を書いておくだけでよいため、作業時間の短縮や設定ミスの防止につながります。
今回は、このCopilot機能を使ったDataverseテーブルの作成方法を、画面例を交えながら紹介します。
■作成方法
手順1:
Power Appsのホームを開き左側メニューから「テーブル」を選択し、上部の「新しいテーブルを作成する」を選択する
手順2:
「Copilotで開始する」を選択する
手順3:
「Copilotで構築するテーブルについて説明します」に作成したいテーブルの仕様を入力します。テーブルの仕様についてはある程度詳細に記載する必要があります。Chat GPTなどの生成AIに作成してもらうのがおすすめです。(図4に指示例を記載しますので活用してください。)
Dataverse にカスタムテーブルを 1 つ作成してください
テーブル名(スキーマ/論理名):
“任意のスキーマ名”
copilot_test_table
目的:
“このテーブルがどのようなデータを管理するかを記載(省略可)”
命名規則:
“命名規則などあれば記載(日本語列は非推奨)”
・テーブル名、列名はすべて snake_case
・日本語の列名は使わない
・camelCase は使わない
列:
“列名 データタイプ その他指示”
normalized_primary_key(単一行テキスト)(プライマリ列に設定してください)
employee_code(単一行テキスト)
employee_name(単一行テキスト)
employee_department(単一行テキスト)
customer_code(単一行テキスト)
customer_name(単一行テキスト)
memo_summary(複数行テキスト)
start_datetime(日時)
end_datetime(日時)
start_date(日付のみ)
work_minutes(整数)
必須(Required)設定:
・employee_code、start_datetime、end_datetime、start_date を必須にしてください
注意:
・余計な列を追加しないでください(上記のみ作成)
図4:指示例
手順4:
指示入力後、「生成」を選択するとテーブル作成が開始し、図5のようなメッセージが表示されます。実行する環境によりますが約1分程度で完了します。
図6がテーブル作成後のプレビュー画面ですが「保存して終了」を選択することで保存されます。保存後はテーブル一覧画面でテーブルが作成されていることを確認してください。
■まとめ
Copilot機能を利用したDataverseテーブルの作成方法を紹介しました。図4のような指示を行うことによりほとんどの必要な列を設定してくれますが、プライマリ列は指示をしても思うように設定がされません。次回はCopilot機能でテーブルを作成した後のプライマリ列の設定方法を紹介します。
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執筆者: 村瀬 俊昭(株式会社クロスディーズ システム技術統括エンジニア)
前職では社内システムの運用、サーバーの監視、システム運用業務の構築、システム開発業務といった業務に幅広く携わる。2021年より株式会社佐々木総研にてロボットの設計・開発、社内SEとして従事している。釣りが趣味で、大のビール好き。
