コンピューターの世界は日進月歩です。
私は航空自衛隊、製造、金融、介護と様々な業界を経験し、その後、佐々木総研グループに加入しています。その間、一貫してコンピューターに携わってきましたが、環境は大きく変わったと実感しています。

ブラック企業という言葉が浸透する以前に努めていた会社で、業務過多のため月の残業時間が100時間を超えるのが恒常化していた時期がありました。今では、労働環境を整えることが叫ばれているためあまりそういった声は聞かれなくなってきましたが、北九州のように高齢化率の高い地域では今後、若い労働力の枯渇は避けられません。そのため、過酷な労働環境が再度問題視される時代が来るかもしれません。

私は航空自衛隊時代に鍛えられた精神をもって、当時の残業をこなしつつも、内部向けのシステム開発も行い、自動化を行うことで改善を行ったという経験があります。しかし、一般の方はそのような無理をすべきだとは考えていません。現在ではローコード、ノーコードといったシステムに携わっていない人でも簡単に開発できる環境も整いつつあり、ちょっと詳しい人からノウハウを学ぶことで、簡単に効率化・自動化できる場合があります。

私たちXDSは、デジタル化に一歩踏み出せない皆様の背中を少しだけ押すことで勇気を与え、皆様の心のゆとりを作りたいと思っています。心と体のゆとりができれば、他者に手を差し伸べることができるようになります。中小企業や地域にとっては、このゆとりが大事なのではないでしょうか。

私は、両親の高齢化とともに全国を飛び回る仕事ではなく、地元企業に務めることを選択しました。中小企業で勤務されている方の中には、私と同様に家庭の事情で地元を離れないことを選択している方も多く見受けられると感じています。私たちにお任せいただくことで、効率化・自動化による企業の成長とともに、従業員の皆様に余裕が生まれ、同僚や地域の方など、様々な助け合いの輪が広がっていき、北九州市、福岡、そして日本全体が温かい環境になることを目指していければと考えています。